小学生の頃、同級生が地元の写真館に撮影した家族写真が飾られたという話を聞き、すごくいいなと思ったことが記憶にあります。
我が家はあんまり写真を撮らない家庭だったので、家族写真を写真館で撮影するなんて、七五三くらいしかありませんでした。
だから、なんとなく写真館で家族写真を撮ってもらうということは憧れの一つでした。
大人になってからも、家族で写真を撮ると言うことはほとんどありません。
家族全員が映った写真は小学生の頃にどこかに旅行した時に撮影したものが最後…。
そんなことに気が付いたのは、自分が結婚するタイミングでした。
昔のアルバムをぺらぺらとめくっていると、個人個人で撮影したものはあるけれど、全員で映ったものは本当に少ないのです。
そのことにちょっと切なくなり、結婚相手のパートナーにお願いして、みんなで食事をする機会に写真を撮ろうと言うことになりました。
憧れの写真館での撮影ではありませんが、着飾ることなく撮影した家族写真が手元に残りました。
普段のフランクな雰囲気が出ていてこれはこれでよかったなと思います。
結婚してからも時折、家族写真を撮影していければなとそのタイミングを常に探っています。